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バイブル✝タイム シェア25「 献金について」 2019/6/4

カテゴリー:活動記録

「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。」(マルコによる福音書12:43)

エルサレム入城を果たされたイエスは、神殿の賽銭箱の近くにお座りになり群衆が献金する様子をご覧になっていました。当時、献金者は、自分の献金の目的と金額とを声高く告げたので、周囲の人は、それを聞くことができたといいます。そういう習慣は「見え」のための献金を助長したに違いありません。

その時、貧しいやもめが最小単位のレプトン銭2枚、今の日本で言うと1円玉2枚を献金しました。それは彼女にとって生活費の全てだった事をご存知だったイエスは、「彼女は誰よりも多く献金した」と語って彼女を称賛されたのです。

確かに、彼女の献金額は金持ちのそれに較べれば取るに足らないものでした。でも、その額は彼女にとって大きな痛みを伴うものでした。それを痛みとは思わない彼女の厚い信仰、つまり神への絶大な信頼心は感動的です。

今回この場面を通して、イエスは献金のススメと同時に「見かけではなく心を大切にしなさい」と教えられていることを知りました。そして、イエスはお金というものは「悪」ではなく、その人が変わるチャンスに繋がる可能性を持つものと捉えられていることに、イエスの現実的な感性を感じました。そして、保育者を目指す私も、目に見える現象に囚われることなく、心の目を常に磨き続ける必要があると思いました。

「サタン引き下がれ。あなたは神のことを思わず、人間のことを思っている」(マルコ8:33)。人間関係よりも神関係を大切にせよとのこの御言葉を常に心に留めながら。(Y)


花壇の花を摘む親子

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