在学生のみなさんへ「学長からのメッセージ」

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2020年5月7日
学生の皆さんへ
学長写真

皆さんは、4月からの一か月あまりの期間を、どのように、また、どのような思いで過ごされていたでしょうか。教室で顔を合わせていれば、本来、たずねる必要のないこの質問をしていることに、非常に心苦しさを感じています。

人びとがひとつところに集まって、仲間と楽しくおしゃべりをしたりいっしょに食事をしたりする、この、わたしたちにとってごく当たり前のことが大幅に制限され、このような日常がいつ回復するのかもけっして定かではない、不安と不自由の空気が、わたしたちの生活に重く垂れこんでいます。

ゴールデンウィーク明けの5月7日から対面での授業を開始することを目指し、教職員一同、皆さんとお会いするための準備をしてきましたが、5月4日には、愛知県もそこに含まれる特定警戒都道府県に関しては、5月いっぱいのさらなる自粛等の要請が、政府から出されました。柳城としましても、皆さんのいのち、健康と安全を最優先するという立場から、対面授業の開始を6月まで延期することとしました。

4月中旬には郵送にて課題を送り、すでに取りかかっていただいているところですが、近く遠隔授業システムを導入し、新たな課題を出す準備を進めております。対面授業が行われるまでのしばらくの間、将来への夢を抱きながら学び続けている皆さんの大切な学びがけっして途切れることがないように、大学としても最大限努力していきます。

この一か月あまりの報道を通して、新型コロナウイルス感染症の恐ろしさを、度あるごとに実感してきましたが、それと同時に、「感染で本当に怖いのは、感染そのものもさることながら、感染にまつわる偏見、差別である」という、かつて聞いたことのある言葉がよみがえってきたことも確かでした。

不安と不自由が蔓延している今の日本にあって、それでも、いや、そういうときだからこそ、相手に対する思いやりやいたわりの心を忘れないように努めたいと思います。

名古屋柳城女子大学
名古屋柳城短期大学
学長 菊地 伸二