柳城学院は1898(明治31)年、カナダ聖公会の宣教師マーガレット・ヤング先生によって創立され、長年にわたって日本の幼児教育界に多くのすぐれた人材を送りだしてきました。
本学の建学の精神は「愛をもって仕えよ」であり、イエス・キリストが私たちに教えられた「愛」に基づく精神と行動を教育の基本にすえています。
卒業生が日本の幼児教育界に築いてきた功績は大きく、現在も幼稚園や保育園、その他さまざまな施設で教師や保育士、介護福祉士として活躍しています。それも本学の建学の精神「愛をもって仕えよ」というキリスト教精神の伝統が息づいているためです。
本学の学生は、教会での礼拝や講義、実習を通してこうした教えに学んで,幼い子どもたちやお年寄りや障害をお持ちの方々に、大きく深い愛をもって仕える人間として成長してくれることを心から願っています。
柳城学院では、短期大学に保育科を、専攻科に保育と介護福祉を開設し、また3つの付属幼稚園を設置しています。学生への教育指導は懇切丁寧で、講義を通して基本的な理論を学ぶとともに、演習や実習を通して卒業後すぐに役立つ保育の実践的な指導を重視しています。
大学内に幼児教育研究所があり、短大や幼稚園の教員の共同研究活動が活発に行われていることも教育内容の充実につながっています。紙芝居の研究と開発、子育て支援としてのキッズルームの開放、実習室を活用して地域の介護人材育成など開かれた大学として地域社会に貢献しています。
本学では、春、新学期早々に全学で学外合同ゼミナール(1泊2日)を開催し、学生たち自身の企画による新入生歓迎会を開催、1・2年生、専攻科学生との交流を楽しみ、話し合い学び合いの充実した時を過ごします。秋には学園祭として「柳城祭」が開かれ、クラスやサークルの活動が発表されたり模擬店も開催され、卒業生や近隣のみなさんなど多くの方にお越しいただいております。
小さな大学としてキャンパスのアットホームな雰囲気の中で、学生同士、学生と教職員のあいだでも、だれもが親しくあいさつを交わし、言葉をかけ合い、あたたかい心の通じ合う人間関係が築かれています。人として必要なマナーや他者の気持ちや立場を大切に思いやるやさしい心情が学生たちの間で培われています。
保育者として期待される人間性教育と専門教育とともに、自主性や個性を伸ばす指導の結果、毎年就職希望者の就職決定率は100%を続けており、圧倒的多数が希望どおり、保育者や介護福祉士として就職しています。卒業生のみなさんが社会で快く受け入れられ、期待通り活躍してくれていることほど私たち教職員にとってうれしいことはありません。
これからも柳城学院の教職員一同、人を愛し、人から愛される、そして幼児教育と福祉をライフワークとする専門家の養成に誠実に取り組んでいきたいと思っています。
将来、幼稚園や保育園で自分の個性や能力を大いに発揮したい高校生のみなさん、専攻科で専門的な研鑽をさらに積んだうえで保育者や介護福祉士として活躍したい皆さん、ぜひ名古屋柳城短期大学で学び夢を実現してください。私たち教職員一同こころから歓迎し応援いたします。