名古屋柳城短期大学 新学長の挨拶(9月1日付)

2025.09.01

学長就任のご挨拶

―― 愛をもって仕える教育を未来へ ――

このたび、名古屋柳城短期大学の学長に就任いたしました。

柳城学院は1898年、カナダ聖公会によりキリスト教主義に基づく幼稚園教員養成所として設立されました。1953年には現在の地に柳城女子短期大学を開学し、1996年に名古屋柳城短期大学へと改称して今日に至ります。創立から127年、社会を取り巻く環境は決して平坦ではありません。それでも、多くの卒業生から「柳城で学んだことを誇りに思う」という声が寄せられており、本学がいただいているご信頼やご信任、そして溢れるほどの愛情に、身が引き締まる思いがしております。

本学は、歴史ある保育の単科短期大学として、常に保育者養成の最前線を歩んできました。学生同士はもちろん、学生と教職員との距離が近く、「甘やかさないが愛し続ける」姿勢で支援することが大きな魅力です。その中で、愛される経験を通して自分を大切にし、他者を愛することのできる保育者が育ち、多くの卒業生が各地で活躍しています。それは変わりません。今後も未来に向けて有為な人材の育成に努め、思いやりと優しさに満ちたキャンパスであり続けたいと願っています。

少子化・多様化が進み予測困難な時代を生き抜くためには、建学の精神「By Love Serve(愛をもって仕えよ)」を胸に、変化の流れを読み取り、柔軟かつ迅速に改革を進め、進化し続けることが不可欠です。私は、保育者養成の根幹をつくってくれた柳城短大の伝統や変化に身を置いていた18年間、少し外から柳城を見つめた14年間、近年3年間の基幹教員,と異なった立場の時間を通して、多くの学びと経験をいただきました。その経験を糧に、過去・現在・未来を見据えながら、変えるべきものを変える勇気と情熱をもって取り組んでまいります。

地域の皆様や卒業生、関係者の皆様のお力添えをいただきながら、「魅力ある短期大学」「選ばれる短期大学」として、この名古屋・御器所の地にしっかりと根を張り続けるよう全力を尽くす所存です。どうぞこれからも温かいご支援をよろしくお願いいたします。

名古屋柳城短期大学
学長 鈴木裕子

ページの一番上に戻る