学長メッセージ

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学長メッセージ

学長 鈴木裕子の写真

1898年の創立以来127年、時代の変化を超えて、
幼児教育・保育の未来を切り拓く人材を育ててきました。
柳城から巣立った卒業生は、
子どもたちの笑顔と社会の希望を支える大きな力となっています。
柳城は、学生一人ひとりの夢を全力で支えます。

 名古屋柳城短期大学は、日本で最も古い「保育者養成の伝統」を誇る短期大学です。
 1898年(明治31年)、カナダ聖公会(カナダ・聖公会伝道協会)によって、名古屋の地に日本初の幼稚園教員養成所「柳城女学校附属保姆講習科」が誕生しました。カナダから来日した宣教師、マーガレット・ヤング先生の熱い情熱によって、日本の保育者養成の歴史はここから始まったのです。「柳城」という名は、名古屋城の柳ノ丸・柳御殿に由来する雅称にちなみます。初代校舎は名古屋城のすぐ近く、まさに城下の教育拠点として歩みをスタートしました。
 その後、戦争や社会制度の大きな変革を乗り越え、1953年に柳城女子短期大学として短期大学制度に移行。1996年には名古屋柳城短期大学へと改称し、現在の昭和区御器所に根を下ろしています。創立から127年(2025年現在)、時代は移り変わっても、キリスト教主義教育を基盤に「幼児教育・保育の担い手を育てる」という使命は一度も途切れることなく脈々と受け継がれてきました。

 私たちは常に社会の変化に耳を澄ませ、保育者養成のあり方をアップデートし続けています。現在は「保育科2年コース」「保育科3年コース」、そして幼稚園教諭・保育士・小学校教諭の3つの国家資格を取得できる「3年コース・トリプル資格取得コース」を展開。学生一人ひとりが保育者としての夢を抱き、互いを尊重し、切磋琢磨しながら確かな専門性を培っています。

 建学の精神「By Love Serve ― 愛をもって仕えよ」
 この理念は、まさに今日の世界が掲げる「誰一人取り残さない」社会と響き合うものです。本学は、学生と教職員との距離が近く、「甘やかさないけれど、愛し続ける」という教育姿勢を守り抜き、学生が「愛される経験」を通じて自分を大切にし、他者を愛せる保育者へと成長することを支えています。その成果は、本学の就職率100%という実績に結実し、現場から寄せられる厚い信頼が証明しています。

 名古屋柳城短期大学は、夢を現実に変えるキャンパスです。
 ここから巣立った卒業生たちが、子どもたちの未来を支え、社会を力強く照らしています。さあ、次はあなたの番です。
 私たちもまた、伝統を誇りに、挑戦を恐れず、時代を切り拓く保育者養成のフロントランナーであり続けます。
 名古屋・御器所の地で、皆さんとお会いできる日を心から楽しみにしています。

名古屋柳城短期大学
学長 鈴木裕子

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