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大学礼拝 2016/6/29

カテゴリー:大学礼拝

【コリントの信徒への手紙一 3:6-7】
わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。

うっとうしい梅雨の天気が続いていますが、田んぼの稲の苗がすくすくと成長している様を見ると心地良い気分になれるものです。本日の聖書の言葉がぴったりです。いつの間にか大きくなっていく稲。人が苗を植え、神がそれを育ててくださるのです。

さて、本学に入学した皆さんもこの3ヶ月余りで色々と成長したことと思います。年を取ってからの成長に較べると、若い皆さんの成長は大きいものです。子どもに至ってはもっとです。子どもが幼稚園や保育園に入ると、生活環境が「家」から「外」へと激変するので、それだけでも成長のきっかけになります。入園以前は、家の中で、周りが自分中心に動いていたような状態が、たくさんの友達がいるために自分の思い通りにならないような状況に変化するのですから、子どもにとっては大変です。そのうち、外遊びが増えてくると状況はもっと複雑になっていきます。ちなみに、滑り台、ブランコ、ジャングルジムの中で、子どもはどの順に遊べるようになるかというと、答えは、滑り台、ジャングルジム、ブランコです。動くものを思い通りに使いこなすことが難しいわけです。それでも、年上に教えてもらったりしながらブランコに乗れるようになっていきます。何かができるとその次の段階に進みたくなるという好奇心が子どもには旺盛です。大人は疲労などが原因で、いつも好奇心を保っていられるわけではありません。

皆さんに、新しいことへの挑戦をし続けて欲しいという思いから、今日はこのような話をしてみました。(チャプレン)

ドクダミ

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