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大学礼拝 2016/7/13

カテゴリー:大学礼拝

【マタイによる福音書 6:22-23】
「体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、全身が暗い。だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう。」

本日の聖書個所は「目と心はつながっている」ことを伝えようとしています。例として、子どもの目は輝き、そして澄んでいますね。輝くのは物事に関心があるため、澄んでいるのは心が素直な証拠です。また、こんな例もあります。皆さんが、たとえば、新しい服を買う予定である時、道ですれ違う同年代の服装に目がついつい行くことでしょう。でも、靴が欲しいと思っている人にとっては、服よりも靴を注目するはずです。つまり、心に関心がある事柄しか、人はしっかり見ようとしないということです。だから、髪を切ったのに彼氏から何の言葉ももらえなかった時など「付き合うのを止めようかな」などと思ったりもしますよね。多分、視界には入っていても、関心がないので見過ごしてしまうのでしょう。

就職して社会に出ると見る目が随分と変わるものです。私は新卒の時、ある出版社の編集部に就職しましたが、その時に編集長から「自分一人だけで面白いと思ってもダメだから、多方面のことに関心を持つようにしなさい」と言われました。それで、女性雑誌を読んだり、女性服の売り場を歩いたりもしました。人にプレゼントする機会を増やして相手の関心事を探る訓練もしました。このようにして私は視野を広げようとしたのです。

就職して幼児教育に携わろうとする多くの皆さんは、子どもの目線でものを考えることが求められます。子どもはあらゆることに関心を示します。ですので、皆さんも、もうすぐやって来る夏休みを、色々なことに関心を持つ機会にしてはどうでしょうか。それは、結局、人生を楽しむことにもつながるのですから。(チャプレン)

クチナシ

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