*
個別記事ページ

卒業/修了礼拝 2018/3/16「贈る聖句」

カテゴリー:大学礼拝

「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」
(ローマの信徒への手紙5:3~4)

皆さんご卒業おめでとうございます。今日は柳城生としての最後の大学礼拝になります。はなむけに上記の聖書のみ言葉を贈ります。

イエスさまを世界に宣べ伝えたパウロは、1世紀のローマの教会へ上記の言葉を送りました。苦難、忍耐、練達といった言葉は、何か無理をして頑張らなければならない、精神修行のような大変厳しい印象を与えます。あまり好きな言葉でないと感じる人もいるかもしれません。でも苦しみが最後には希望を生むのです。素晴らしいとは思いませんか。わたしたちは皆、神さまに愛されているので、苦しみを耐え忍ぶことができます。なぜなら、愛してくださる方のことを思うと、苦しみを積極的に受け入れることができるようになるからです。皆さんも愛する人のためなら、その人の喜ぶ顔を想像するだけで、きっと苦しいことも耐え忍ぶことができるようになると思います。

そして耐え忍ぶことを通して、人として熟練した域に達します。するとそこに希望が生まれてきます。自分の力で耐え忍び、練達の域に達するのではなく、わたしを愛してくださっている神さまの愛の力、支えによって希望が生まれるのです。

深い雪の下の地中で凍死しているようにみえるチューリップの球根は、雪解けとともに芽を出し、やがてきれいな花を咲かせます。冬の間、枯れたように見える固い桜のつぼみも、寒さを通して春を迎え、満開の花びらをつけます。同志社の創立者 新島襄は「真理は寒梅に似たり、あえて風雪を侵して開く」という詩を作りました。苦難、忍耐、練達は、約束されている希望、素晴らしい実りをもたらすための一里塚です。

皆さんは柳城での2年間の大学生活で、勉学、実習で苦しかったこと、人間関係、お友達との関係で忍耐したことも幾度かあったことでしょう。でもそのことが、今後のあなたがたの歩みの中で、きっと豊かに花開き、身を結ぶものになると信じます。

これからの歩みの中で心に留めておいてほしいことを書きます。

・他人と比較しないこと。あなたにはあなただけの良さがあることに気づくこと。
・目先のことに惑わされず、長い目で見ること、長期的な展望を持つこと。
・生活の質を大切にすること。量より質。大きいことは良いことかどうか?
・結果ではなくプロセスを大事にすること。「結果良ければすべて良し」の考えはダメ。
・どんな境遇にあっても、それを受け入れる心を持つこと。「幸いな時も、災いの時も、富かな時も、貧しい時も、健康な時も、病気の時も 」

皆さんのこれからの日々の上に、神様の豊かな見守りがありますように! 主の平和。(チャプレン主教大西修)

このページの先頭へ