*
個別記事ページ

大学礼拝「ギデオン協会の働き」2018/6/27

カテゴリー:大学礼拝

【イザヤ書55:8-11】
55:8 わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり/わたしの道はあなたたちの道と異なると/主は言われる。
55:9 天が地を高く超えているように/わたしの道は、あなたたちの道を/わたしの思いは/あなたたちの思いを、高く超えている。
55:10 雨も雪も、ひとたび天から降れば/むなしく天に戻ることはない。それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ/種蒔く人には種を与え/食べる人には糧を与える。
55:11 そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。

ギデオンの唯一の目的
「人々を主イエス・キリストの救いに導くこと」

今、拝読していただきましたイザヤ書55章8-11節のなかで特に11節のみ言葉である「そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も/むなしくは、わたしのもとに戻らない。それはわたしの望むことを成し遂げ/わたしが与えた使命を必ず果たす。」を信じ、わたしたちギデオンはその聖書のみ言葉を贈呈することによって私たちの唯一の目的であり、神様のご命令である「人々を主イエス・キリストの救いに導く」ことに専念しています。

さて、私たちが所属する国際ギデオン協会とはどのような組織でしょうか。現在ギデオンが活躍している国々は世界で200ヵ国です。世界で奉仕しているギデオン会員はギデオン・夫人合わせて271,000人です。世界での1年間の聖書贈呈数は91,000,000冊。ギヂオン協会が創設された1899年より累計でこれまでの聖書贈呈総数は2,103,570,000冊です。ギデオン聖書の言語は100ヵ国語に訳されて、それぞれの国々に読まれています。ちなみに百万冊贈呈に要する日数は3.9日(1分間に178冊)の計算になります。活躍している200ヵ国の国々の中で国際理事国は11ヵ国あり、その中に日本も含まれています。

私たち日本のギデオン協会の働きをご紹介いたしましょう。全国の支部数は170支部で、ギデオン会員数はギデオン1,217名、夫人604名の合計1,821名。1年間の贈呈数は昨年度540,000冊です。日本でギデオン活動が始まった1950年より累計でこれまで40,000,000冊を超える贈呈を行って来ました。聖書の贈呈先は中学校、高校、大学、専門学校、病院、クリニック、薬局、ホテル、刑務所、警察官、自衛隊、個人等。

ギデオン協会の始まりは1899年に3人のクリスチャンによってアメリカで創設されました。“ギデオン”は、旧約聖書の「士師記」の6章に登場する士師の名前からつけられました。この3人によってクリスチャンで旅行をする実業家たちが互いに交わり、証をし、相ともに主イエスのために労しようと決意が表明されたのです。今より119年前の話です。

日本にこの働きがおよんだのは1950年9月1日に東京支部が作られたのが始まりです。戦後の荒れ果てた世相を反映してか、読むべき本もない学生たちを見て憐み、当時のG.H.Qの幹部がアメリカ本土のギデオン本部に打電し、聖書が日本に運ばれてきたのです。そして日本で自立(我が国で聖書を印刷し、その聖書購入資金を我々が賄う)が成った2000年までアメリカの援助で贈呈が続けられたのでした。感謝です。

私たちギデオン協会の活動は
プロテスタントのクリスチャンビジネスマン・専門職業人(医者、学校の先生等)による、この目的のための協力と交わり。
個々のギデオン会員が個人的な証しと、伝道を行うこと.
新約聖書を、ホテル・旅館・病院に無料で備え付けること。
また新約聖書を、中学生・高校生・大学生・警察官・自衛官・看護師/療養所患者・受刑者・個人などに無料で贈呈すること。

これらの活動が皆様がたのお祈りに支えられて行われること、この働きに参加される新しい会員が増し加えられるよう、そして聖書購入資金(教会でギデオン会員が報告と証をしてお捧げいただく献金、海外のための聖書献金、ギデオンカードによる聖書献金、会員による聖書献金、召天記念・遺言などによる記念聖書献金)が与えられるよう、今後ともよろしくお願いいたします。(日本国際ギデオン協会 全国会長 高田 須磨雄)

このページの先頭へ