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名古屋在住のゴスペルシンガー江崎理子さんをお迎えして大学礼拝を行いました。

この企画、聖公会の聖歌集から482番(いつくしみふかき)と561番(サントサントサント)を理子さんにゴスペル風にアレンジしていただき、それらを練習した上で礼拝に臨むという内容でしたが、学生も教職員も彼女の素晴らしいリードに完全に酔わされた感じでした。普段とは違った雰囲気の礼拝は学生さんにとっては貴重な経験であったろうし、何よりも、抑圧されていた奴隷黒人の魂の叫びをルーツとするゴスペルの存在意味みたいなものを、体全体で感じる事ができたのではないかと思います。

理子さんの姿を通して、ハートに語りかける音楽の威力を保育現場で役立てたいという強い気持ちが学生さんの心に芽生えてくれば、企画担当者としては嬉しい限りです。(加藤)

新しい歌を主に向かって歌え。全地よ、主に向かって歌え。(詩編96:1)

1855年  カナダ・オンタリオ州で、6人兄弟姉妹の3女として誕生。
安政2

1890年  オンタリオ州のキンダーガルテン¹の教師となる。
明治23   (1:フレーベルの幼児教育理論に基づいた幼稚園)

1895年  教師を辞め、カナダ聖公会宣教師として来日。
明治28

1898年  保母養成所を自宅にて開設。ただ一人の生徒(杉浦いね)とのスタートを
明治31   切る。

1899年  柳城幼稚園(名古屋市東区白壁町)を園児8名で開園する。
明治32

1903年  柳城幼稚園に「母の会」を立ち上げ、母親教育に力を入れる。
明治36

1922年  養子の清水正高と共にカナダへ帰国する。
大正11

1936年  日本永住を目的に来日。
昭和11

1939年  妹の病気見舞いのため一度帰国するも、この年、再び来日。
昭和14

1940年  名古屋にて逝去(3月29日 84歳)。聖ヨハネ教会にて葬送式(4月1日 
昭和15   85歳の誕生日)。

♥詳しくは『マーガレット・ヤング先生物語』でご覧ください。

2014年3月に落成した3号館の建設の意図について、私、加藤が聖書の言葉に絡めて話をさせてもらいました。

意図について簡単にまとめると次のようになります。

①学生ラウンジの拡張(座席数、114席増)
②ピアノサポート教室の移設(移設後の5号館3室を学生さんに開放)
③子育て支援ルームの新設(2号館内の教室1つを3号館に移設した後の空き教室を利用。かつての「幼児教育研究所」の部分復活を目指す)
④書庫の拡張(既存書庫の手狭さを解消)
⑤研究室の集中(移設後の各部屋を有効利用)
⑥同窓会室の校内確保(⑤に伴い4号館内の歴史資料室を拡張して、そこに同窓会室を併設)

キリスト教主義を前面に打ち出している本学にとっては、3号館への「この世」的な思いに対して、霊的な冷静さをもって謙虚に再評価していく必要があります。「人の心には多くの計らいがある。主の御旨のみが実現する(箴言19:21)」と聖書にある通りです。イエス・キリストも語っています。「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである(マタイ7・21)」。どちらの聖句も「自我を捨てて、神の御心に従え」との戒めであります。

写真にある通り、3号館の玄関には十字架が2ヶ所与えられました。これらが「お飾り」で無い事は言うまでもありません。この玄関はイエス・キリストの入られる門であり、本学の創始者マーガレット・ヤングをお迎えする場所でもあります。この十字架を見るたびに、自我を抑えてイエス・キリストやヤングの思いに立ち返ることで、3号館に対する霊的評価は持続し、今後30年以上は利用されるであろう本館が、小さいながらも短大の要の施設になっていくことを切に祈りたいと思います。主に感謝。 (加藤)

 

 

 

 

 

入学式 2014

カテゴリー:入学式


奏楽演奏に合わせて司式団が入場し、式がスタートです。

 


入学式はキリスト教の礼拝形式で進行します。式文や聖歌歌詞はすべてスクリーンに投影されるのが、今風です。

 


新入生の初仕事は、この誓いの言葉です。

 


学長からウェルカム・メッセージを受けます。

 


全員で本学のために祈りをささげます。

「平和を実現する人々は、幸いである」
【マタイによる福音書5:9】

山上の説教と呼ばれているイエスの言葉の中にあるこの聖句が、今年度の年間標語です。

この聖句に込められた私たちの思いはこちらでご覧いただけます。


創設者 マーガレット・M・ヤング(Margaret Majora Young)

 


ヤングの故郷ヴィエンナ(カナダ)

 


ヤングが担当した幼稚園クラス(通称『ミス・ヤングのキンダーガルテン』)

 


来日(1895年)当初の軽井沢にて  ヤング(前右)

 


1907年の幼稚園卒園写真 ヤング(最後列左端) 杉浦いね(最後列中央)

 


カナダ宣教師団 1908年(有馬温泉)  ヤング(後列左より4人目)

 


保母養成所の学生とスタッフ(1912年)  ヤング(中央列右より2人目)

 


園庭にて「はとの遊戯」  ヤング(左端 白)

 


1919年の保母養成所卒業証明書(当時は英語・日本語2枚綴りであった)

 


校長室のヤング

 


ヤング送別会(1922年)

 


1937年 ヤング(中央) 清水正高(後列右端)

 


聖ヨハネ教会(名古屋)にて葬儀(1940年)

 


八事霊園(名古屋)にあるヤングの墓
次の聖句の一部が刻まれている
イエスは言われた。
「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。」

( ヨハネによる福音書 11章 25節)

 

 

学校礼拝(毎週火・木曜日)

チャペルでは、授業期間中の毎週火・木曜日の12時30分~13時に、学校礼拝を行っています。礼拝では、チャプレン(大学に派遣された牧師)の司式によって、学生と教職員がともに、神の前に心を静めて、祈りを捧げています。礼拝の進行を助けるサーバー、聖書朗読、オルガン奏楽、聖歌隊は、学生が担当しています。

合同礼拝

ふだんの学校礼拝は、学年別に行われますが、時節に応じて、全学の学生・教職員が出席する合同礼拝が行われます。学外からも、さまざまな分野で活躍される方をお招きして、公講演や音楽礼拝などを行っています。

諸行事

11月1日の創立記念日には、全学合同で創立記念礼拝を行っています。また、同じ日に、創立者のマーガレット・ヤング先生の眠る墓地を訪れて墓前礼拝を行います。12月には、付属幼稚園の子どもたちによるキャロリング、「クリスマスツリー点灯式、クリスマス礼拝、近隣の保育園・幼稚園などを訪れてのキャロリングなどが行われます

​​聖歌隊

毎週の学校礼拝や、合同礼拝、クリスマス礼拝では、聖歌隊が美しい歌声を披露しています。聖歌隊は、本学の公的サークルとして活躍しています。

ボランティア

チャペルでの礼拝や本学の宗教行事を支えるのは、学生の宗教委員を中心としたボランティアです。礼拝では、チャプレンの指導のもと、宗教委員とボランティアの学生がサーバーや聖書朗読、受付、オルガンの奏楽を行っています。

また、2011年からは、毎年、東日本大震災の被災地を支援するボランティア活動を継続しています。宮城県・福島県の被災地を訪れてのボランティア活動と、名古屋を拠点にして被災地との遠隔交流を続ける活動の2つが行われ、多くの学生が参加しています。

(村田)

 

卒業式 2013

カテゴリー:卒業式


奏楽に合わせて司式団が入場し、式がスタートします。

 


卒業生一人一人の名前がゼミ担当教員から呼ばれて、卒業認証を受けます。

 


学長から励ましのメッセージを受けます。

 


理事長から祝福の祈りを受けて、いよいよ旅立ちの時です。

 


神のお恵みと平安が、末永く与えられますように。

 

2013年度のデザインには、長谷中ゼミが行っている子育て支援活動「たんぽぽくらぶ」の1シーンを採用しました。

保育系のキリスト教大学の特色を大いに活かして「喜び」を表現してみました。もちろん、イエス・キリストの誕生を喜び祝うクリスマスにふさわしい内容にしたかったからです。いかがでしょうか。(加藤)

●クリアフォルダー2種

写真にある門構えは、本学院の発祥の地である柳城幼稚園・保姆養成所(名古屋市東区白壁町)の正門です。

その下のイラストは、創設者のマーガレット・ヤングに指導を受ける杉浦いね(最初の養成所学生)の様子を、鈴木ありささん(本学卒業生)が描いたものです。

たった一人から始まった養成所は、100年以上の年月を経て、今や約450名の学生さんを抱える短大にまで成長しました。神に感謝するほかありません。

「ほかの種は、良い土地に落ち、実を結んで、
あるものは百倍、あるものは六十倍、あるものは三十倍にもなった。」
(マタイによる福音書/ 13章 8節)

上の詩はマーガレット・ヤングの作です。

種蒔き

翼ひろげた天使が
愛と真理と光明との
種子をひと粒手に持って
飛ぶのを止めて考えた。
「これが大きくなったなら、
すばらしい実がなるように
どこへ蒔いたらよいのだろ」
救い主さま、それ聞いて、
にっこりわらっておっしやった。
「私のために その種子を
子どもの心に蒔いておくれ」

キリスト教の宣教師としてカナダから来日したヤングが、神の僕として、どれほど子どもを愛したかが良くうかがい知れる詩ではないでしょうか。

●『マーガレット・ヤング先生物語』

ヤングの生涯をコンパクトにまとめた小冊子です。ぜひ、こちらでご覧ください。


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